ワザリング・ハイツ ~本館~

Something childish, but very natural.

インガー・クリステンセンを読む

以前に別館で書いたインガー・クリステンセン(Inger Christensen)の記事を本館に移しました。

kandliterature.hateblo.jp

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本書のIntroductionでも書かれているのだが、この詩が書かれた当時、デンマークを含む北欧諸国は政治的動乱の最中にあり、その背景を踏まえたうえで“…don’t you forget the maps! / where did we go last summer?”という問いかけの意義を検めるべきなのは明らかである。一年前のヨーロッパと一年後のヨーロッパは決して同じではない。国境さえも変化し、以前訪れた場所が今年は別の国になっているかもしれないと、深刻な事態についてユーモアを交えて言及したのが当該の箇所なのであろう。