ワザリング・ハイツ ~本館~

Something childish, but very natural.

多和田葉子『ゴットハルト鉄道』を読む

以前に別館で書いた多和田葉子『ゴットハルト鉄道』についての記事を本館に移しました。

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「机」と言っても、ひとりひとりが即座に思い浮かべるその形、大きさ、色はすべて異なるだろうし、それこそが言葉のもつ曖昧さに他ならない。更に“desk”と英語に翻訳するとして、「机」という文字と“desk”という文字には明らかに接点がない。ひとつのものが別の文字で表象され、しかも個々のアルファベットは「机」という漢字とはまた別の文化的背景をもっている。なぜ机はdeskなのか。どちらがより精確に“あの家具”を表現した言葉だと言えるのか。そういった問題を土台としているのが、多和田の文学なのである。

 

多和田葉子の他作品

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